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需要が私しかないにょた黒小話です。←
設定とかはあんまり考えてないですけど、「君の涙を」で中学時代マネージャーだった黒子ちゃんがそのまま誠凛に進学してそこでもマネやってるとかそんな感じです。
リコちゃん暴走してます。黄瀬もかがみんもちょっと絡んでます。
そんな感じでぐだぐだと進みますが、読んでやるんだぜ!という心の広いお方は追記から進んでみてくださいませ^^




「というわけで、私からのキスは不服ということね!えぇ分かったわ、ならこうしましょう。がっつり勝ったらマネージャーの黒子ちゃんからのキッスをプレゼントよ!これなら文句あるどころかむしろもう何してでも欲しいものよね!私が男だったら欲しいもの!」

ダメージで大分ネジが外れたのか、リコはやけに晴れやかだった。
とばっちりを食らったと言ってもいい黒子は目を丸くして滅多に変えない表情をくずしている。小さくポカンと開いた口が密かに愛らしい。キス、という単語に反応して注目される唇を意識してか、彼女はこれまた小さな両方の手のひらでそこを覆い隠した。

「ちょ、カントク落ち着いてください…僕はいいなんて一言も言ってな」
「いや…むしろアリ、だな」
「キャプテン!?」

部員たちのやる気が出るならば、と。
いや、むしろこれはクラッチタイムか。
良い笑顔の日向はその顔のまま黒子の肩にぽんと手をのせると、軽い声音で言い切った。その言葉に仰天して少女は大きな瞳を更に大きくして、まるで零れ落ちてしまいそうなほどだ。おろおろと普段の冷静さはどこへやら、不安げに火神のユニフォームの裾を握りしめる。気付いた火神が、苦い顔をして日向に苦言を呈した。

「キャプテン、これは流石にどうかと思う。っす!」
「そうっスよ!黒子っちの唇はみんなのものってわけじゃないんスよ!」
「…あれ?」

可愛い声は黒子のものだ。
疑問に思った所はたったひとつ。
批判する声が火神だけではなく、もう一つ聞こえたということ。

「なんで、ここに君がいるんですか」

そう問われて「しまった」とばかりに冷や汗を垂らす男―――黄瀬はおちゃめに舌を出すと、そのまま黒子の方に向かってきた。細い手を取ってぎゅうと抱き締めると、苦しいと不満の声が漏れ聞こえた。

「だから、どうしてここにいるんです?」
「いやー、他校の偵察っス!でも黒子っちも今日試合でしょー?だったら先に応援かなって。差し入れしようとこっそり控室に来てみたら聞き捨てならない会話が聞こえたものでつい…」

つい、参加してしまったのだという。
というか早く一緒に来ているとかいう先輩のもとに帰れ。
口について出そうになった言葉をかろうじで飲み込んで、黒子は目の前の男を疑わしげな眼で見る。視線の意図に気付いてかそれとも鈍いのか、黄瀬はニコニコと微笑むだけだった。

「大丈夫っス!俺が来たからには黒子っちの唇は死守するっスよ!」
「お前に守ってもらわなくてもこいつは俺が守っからいいんだよ!」
「おーおー小童共ごちゃごちゃうるさいぞー」
「…ていうか、」


キスするつもりは全くありませんからね!!なんていう黒子の叫びは誰にも届かず、虚しくも争奪戦は開始されたのだった。




End.


ここまで読んでくださってありがとうございます^^
しかししょうもない派生話でごめんなさいでしたorz
なんだこれ…まったく萌えな(ry

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